ダスティンホフマンも脱帽!?アースカラーでアイビーを体現!Bagutta【バグッタ】
コート SEALUP【シーラップ】M-51型 フーデッドコート 着用size44
ジャケット Bagutta【バグッタ】シングルジャケット 着用size46
シャツ BARBA【バルバ】ドレスシャツ 着用size37
ネクタイ TIEYOURTIE【タイユアタイ】ネクタイ
パンツ GERMANO【ジェルマーノ】ツープリーツパンツ 着用size44
シューズ EDWARD GREEN【エドワードグリーン】WESTMINSTER 着用size8
ストール 19 ANDREA’S 47【アンドレアズ】大判ストール
1950年代に、米国地上軍の極寒防寒用として採用されたM-51年型。
元々ミリタリーウェアでも防寒性の高いアイテムとしてファッション業界に多大なる影響をもたらした名作で、
そんな名作をかなり忠実に且つ現代的に落とし込んでおりますのがこちらのSEALUP【シーラップ】。
オリーブグリーン色の平織りコットンナイロン地。
正面は大型のスライドファスナー(ジッパー)とホーンボタンにて閉じる仕様となっており、ライニングには化繊×ウールのボア仕様で防寒機能を向上。
ポケットは大きく長さもある為いざぶ厚いグローブをした上でも難なく収まります。
フードの形も立体的でダレる事なく、ボタンを全締めすれば鼻下までの高さに。
と、米国地上軍の極寒防寒用としての出自を持っている為防寒性に優れておりますが、リアルな物は重いのが難点…。
古着で見つけようとも状態が悪すぎたり、ビッグシルエットの域を超えていたり…。
ですが、こちらSEALUP【シーラップ】のマジックに掛かればタフでミリタリー顔な存在感を主張させながらも、思わずクローゼットで手が伸びる程の身軽さを実現してくれました。
着丈の長さもジャケット以上でありながら、ご覧の通りすっきりと腿アタリで収まるように設計。
一見こちらはどのようなシーンで使ったら良いのかわからないというお声も聞こえてきそうですが、
カジュアル~ビジネスまで幅広くお召頂ける守備範囲が楢崎選手並みの代物。
着こなし方ですが、こちらに迷彩柄のパンツやカーゴパンツ等の「ミリタリーコスプレイヤー」にならないようにさえ気を付けて頂ければ問題無し。
これまで、ジャケパンやスーツスタイルにはチェスターコートやポロコート等をしゃんと着るのがセオリーでしたが、
昨今はこちらのようなミリタリーアイテムをレイヤードする着こなしが許容されてきており、ファッショニスタの間でもガチガチコッテリのドレスにこのようなタフアウターを用いております。
ジャケットには、コーデュロイのジャケットを採用。
昔の呼び名で「コール天」とも呼ばれ、畝の凹凸が特徴。
その他の特徴としては、
「光沢感」
表面を焼き付ける工程があるので、表面は整えられて畝に光沢感があります。強すぎない光沢感が上品でリッチな印象を与えます。
「立体感」
畝の凹凸による立体感はもちろん、畝部分にのみ光沢感があるので、動く度に光の反射による見え方が変わります。
これにより陰影を作り、より一層の立体感を生み出してくれます。
「肌触り」
畝の部分がパイルカットされているので、ふわふわとした手触りです。
また、生地にも厚みがあるので、より一層のふっくらとした風合いに仕上がります。
「摩擦に強い」
焼き付け工程を行っているので、表面は平らで、摩擦に強い生地です。
耐久性も強いので、洗濯等でポロポロ毛が抜ける心配もありません。摩擦には強いですが、粘着性のあるテープなどをくっつけると毛が抜ける可能性があるので注意しましょう。
変態の蘊蓄にもうしばらくお付き合いくださいませ…。
因みに、コーデュロイという素材の名付け親はなんとフランスの王、ルイ14世。
18世紀初頭に自身に献上されたこの生地を気に入ったルイ14世が宮廷の専属庭師に作業着として着用させ、そのときにこの生地を“コール・デュ・ロワ(corde du roi/王の畝・または綱、王のお仕着せといった意味)”と呼んだのが、「コーデュロイ」と呼ばれるようになったゆえんだと言われています。
その後、18世紀中頃に始まったイギリスの産業革命で大量生産されるようになって一般に広まり、当初はワークウエアの素材として使われるようになりました。
1950年代に入るとハーバード大学やイエール大学などのアイビーリーガーに「コーデュロイ」を使ったジャケットやパンツが愛用されるようになり、コーデュロイ=「お洒落」と認知されるようになりました。
その当時の様子はダスティン・ホフマンがアイビーリーガーを演じた映画『卒業』が物語っていますね。
彼は、キャメル色のコーデュロイ・ジャケットにに黒のポロシャツ、ジーンズを合わせていました。
はい。変態オタクの蘊蓄はほどほどに、コーデュロイの合わせ方について。
前述したようにアイビーリーガーが着用していたという背景から、シャツにはボタンダウンを合わるのがセオリー。
ネクタイにはセッテピエゲ(芯地のない7つ折り仕立て)を用いて、故人であり語り継がれるジャンニアニエッリのボタンダウンの釦を外したテクニックを体現。
色柄はアイビーを連想させるかの如くイエロー入りのレップタイで。
合わせ方のコツとして、大体の方が色柄のみで合わせると思うのですが、素材に注目してみるとコーデュロイ=アイビーが出自なのが分かりボタンダウンのシャツをセレクト出来るように、
「感覚的→合理的」に合わせると、満足感や完成度が高くなります。
パンツには、グレーのライトフランネルのパンツを採用。
ここでブラックウォッチのパンツを合わせても良いのですが、そこは引き算。
コスプレイヤーならない一歩手前で俯瞰的に観るのが大事です。
首元には、ストールブランドとして人気を博した「VALBISENZIO(バビセンツォ)」から派生したオルタナティブラインのANDREA’S【アンドレアズ】。
テキスタイル専門ファクトリーで、かつてVALBISENZIO(バビセンツォ)の時は日本の大手セレクトショップから人気に火が点き、目利きのファッショニスタや雑誌のスナップ、口コミなどでじんわりとその魅力が広まって人気を博しておりました。
デザインには大自然やハンドペイント、透かし模様といった、ナチュラル性にインスパイアされたものを得意とし、独自の世界観を確立させています。
価値ある個性とユニーク性を魅力に、スカーフ、ショール、ラシャ、アクセサリーといった多彩な商品が膨大な数存在し、そのひとつひとつに高いクオリティと、ふたつと無い存在感が宿っているのが人気の秘密。
旧式の木製シャトル織機を使い、伝統的な製法によって作られるストールは非常に柔らかく仕上がり、様々な一流ブランドのストール等も手掛ける等、限られた生産量のみを世に送り出しています。
そんな同ブランドより、ボタニカル柄の印象が立つストールを採用。
巻物はネックアクセサリーとも言うように、お好きな気分で選ぶのが良いかもですね!
そこは合理的じゃなく感覚的なんかいっ!
是非ご参考頂けmust幸いです!!!
COORDINATE ITEM
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EDWARD GREEN【エドワードグリーン】
¥ 200,200