定番ビジネスコーデも表情豊かに脱無難！！！TAGLIATORE【タリアトーレ】
ジャケット TAGLIATORE【タリアトーレ】シングルジャケット 着用size44
シャツ BARBA【バルバ】ドレスシャツ 着用size37
ネクタイ FRANCOBASSI【フランコバッシ】
チーフ FRANCOBASSI【フランコバッシ】
パンツ ROTA【ロータ】ワンプリーツパンツ 着用size44
シューズ Baudoin&Lange【ボードゥイン&ランジ】サガングランドペニーベルジャンローファー 着用size40
バッグ ACATE【アカーテ】別注 フラップ付きトートバック
ベルト ANDREA GRECO【アンドレア・グレコ】ベルト 着用size85
皆様ご存知TAGLIATORE【タリアトーレ】は、オーナーでもありデザイナーでもあるピーノレラリオ氏が、デザインのみならずパターンから縫製まで直接指示を出す拘りで、
今や雑誌等ファッションメディアでお目に掛らない日は無いほど。
全ての工程は自社内の敷地内にあるファクトリーで行なわれ、品質管理のみならず製品の隅々までピーノ氏の徹底された美意識が行き渡っています。
いわば、ピーノ氏の意思が反映されない工程は無いと言っても過言ではありません。
そんな同ブランドはこれ見よがしなデザイン等がある訳ではございませんが、
粋な生地のコレクションや、何と言っても高いウェスト位置に小さくコンパクトにつけられたアームホールからギュッと鋭角に絞られたボディコンシャスなシルエット。
これに尽きるかと。
それ故にあの映画バットマンの衣装を手掛けた事でも有名で、日本でも数多くの著名人からも愛用されております。
さて、そんな同ブランドより今年オーダーした商品がこちらのリネン混のメランジジャケット！
え！？リネン混！？
と聞く方も多いかと思われますよね。
夏は風通しがよく、接触冷感があって涼しくて快適、というイメージが浸透しています。
その為、「夏に涼しい素材＝冬はもっと涼しく寒々しい」
という解釈をしてしまいますが実は思い込みでして、「夏に涼しい素材でありながら、冬はあたたかく着れる」という、一見矛盾した状況が成り立ってしまうそんな素材なんです！
故に、弊店でも取り扱いのあるAtto Vannucci【アットヴァンヌッチ】を作っているセブンフォールド社の代表をされている「加賀健二」さんは、
リネンの白シャツしか着ないと豪語する程！！！
リネンは熱を伝えるはたらきが強いので、触れた瞬間の接触霊感は強いのですが、そのひやっとする時間を過ぎればものすごく体温に馴染む素材なんです。
と、またオタクが出てしまいましたが、冬にリネンを着るのは全然OKなんですよ！
さて、そんなリネン混のジャケットはメランジ（混糸）のブルーで採用。
リネン混という素材さながら、見た目も涼感のある一着なので体感さえ問題無ければオールシーズンでも大丈夫かと思われます！
そんなジャケットの下に合わせたのは、BARBA【バルバ】より今季新しくリリースされた襟型『DENDY（デンディー）』の白シャツを採用。
BRUNO（ブルーノ）というナポリのカミチェリアらしい襟高仕様（ハイカラー）はそのままに、ホリゾンタルワイド→セミワイドスプレッドへと開きを抑えた襟型。
昨今は、THE イタリアンというスタイルが落ち着き、それに伴って襟型にまで流れが到来。
最近ではタブカラーという襟の開きを完全に抑え、ネクタイのノットを持ち上げるつまみ紐が付いてたりと、
胸元バッカーンなイタリアンシャツだけではない様式が見られております。
こちらの『DENDY（デンディー）』は、いざノータイで着ても落ち着いた胸の開きを演出してくれ、
且つジャケットやスーツスタイルにでも襟の収まりが良い様にセミワイドスプレッドへと変更。
色柄は、純度の高い艶っ艶のホワイトで、薄っすらと織りでヘリンボーン柄が垣間見える代物。
ネクタイにはコスパとデザイン性に富んでいるFRANCO BASSI【フランコバッシ】より、イエロー×ブラック×ブルーのコントラストが映えるストライプタイを採用。
裏タグにGOLDEN 80’Sと記載があるように、その年代のネクタイを表現している温故知新な一本。
ネイビーとイエロー系は反対色に位置する為、とても映える色の組み合わせなんです。
又、ベースがブラックという事もあり、なにせ都会的な表情を見せてくれます。
パンツには、英国的且つ都会的な表情をくれるグレンチェックを採用。
ROTA【ロータ】というイタリアを代表するパンタローネで、過去にはP社やB社の生産を手掛けていたとか。
私も縁あって同ブランドの入荷時に立ち会う事が多いのですが、採寸等をする際に個体差が殆どないんですよね！(^_^;)
通常、イタリア生産且つハンドメイドのブランドとなると個体差まみれだったりするんですが、
こちらはほんど残糸さえも無く、イタリア人とは言えない程の丁寧な仕事っぷり！
ネイビージャケットにグレーのスラックスを合わせるスタイルは定番ですが、あまりにノーブルすぎると感じるのであれば今回のようにグレンチェックを合わせて、英国紳士の雰囲気に昇華するのも良いですね！
ベルトには、弊店で今年取り扱いをスタートしたANDREA GRECO【アンドレア・グレコ】より、クロコダイルレザーのベルトを採用。
弊店のリクエストによってコバステッチを走らせ、ゴールドバックルへと変貌を遂げた色気ムンムンな一点です。
最近はベルトレスのパンツが多い中、ここ数シーズンでベルトループ有りのパンツが息を吹き返してきております。
足元のシューズと色を拾っていれば、エキゾチックレザーならではの輝きがこれ見よがしにならずにお召し頂けます。
バッグには、今や数多くのファッショニスタを通して、ファッション感度の高いお客様層を中心に人気を得ている話題沸騰中のバッグブランドACATE【アカーテ】を採用。
このブランドを立ち上げるにあたって、”Stay simple”＝「主張しないことの美学」を掲げております。
その為、あえてデザイナーを起用しないという背景でもあります。
日本でアイデアを練りイタリアのファクトリーにて生産するという形を採っている為、
審美眼に長けた日本人ならではのセンスに、イタリアの職人技が高い次元で融合した独特のシルエットやサイズ感が魅力的。
バッグ単体で見て格好良くても悪目立ちする時があるかと思われますが、同ブランドは”ファッションに溶け込む”様な仕上がり。
故に、持つ人のスタイルを邪魔せず、内面からの個性を引き立ててくれるバッグとも言えます。
特筆すべきは、この柔らかなシュリンクレザーを使用した大きなフラップデザイン。
大抵のトートバッグはフラップが無いものが多く、中身が見えてしまったり盗難の可能性もございます。（私はあまり気にしませんが…）
しかし、こちらであればそんな心配はご無用で、ビジネスシーンでも対応できるその端正で上品な佇まいに加え、
大きなタッセルが施されており、女性らしいデザインが見えるのも他には類を見ない代物です。
十分すぎる容量を持つ使い勝手の良さも秀逸で、様々なシーンでも活躍が期待できます。
ご参考頂けますと幸いです。
