CINQUE CLASSICO【チンクエクラシコ】

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TAGLIATORE【タリアトーレ】カシミアポロコート のコーディネイトをご紹介します。

こんにちは。
CINQUE CLASSICOの行徳(ぎょうとく)です。
11月も早下旬を迎え、冷え込んで参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
コートを既に着用されている方、コートのご購入を考えていらっしゃる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 
今回は、TAGLIATORE【タリアトーレ】カシミアポロコート のコーディネイトをご紹介します。

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スタッフ身長182cm、体重72kg
         
コート  
着用size46

楽天 /
 
ジャケット  
着用size46

楽天 /
 
ニット  
着用size39

楽天


パンツ  
着用size31

楽天


バッグ  

楽天

シューズ 
着用size41

楽天


マフラー  

楽天

 
 
今回は、TAGLIATORE【タリアトーレ】カシミアポロコート のコーディネイトをご紹介します。

ポロコートの原型は19世紀の後半、イギリスのポロの選手が、競技の間の待ち時間に着用した「ウェイトコート(WAITCOAT)」にあります。
20世紀に入ってアメリカのブルックス ブラザーズ社がこの形のコートを“ポロコート”と命名して発売して以来、この名が定着したと言われています。
ポロは日本ではあまりなじみのないスポーツですが、欧米のファッションに大きな影響を及ぼしているのがよくわかります。

ポロコートのディティールですが、アルスターカラーと呼ばれる大きな襟、ダブルブレステッド6個ボタン、バックベルトと呼ばれる背中だけに施されたベルト、袖口には幅の広い折り返し(ターンナップカフ)が付いていましたが、現在では省略され通常の袖口釦使いも多く見受けられ、パッチ&フラップポケット仕様という点が特徴でしょうか。
クラシックなチェスターフィールドコートより、スポーティな印象があるのが特徴ですが、スポーティなディテールだからこそ、スーツやジャケット&パンツスタイルなどのセットアップスタイルはもちろん、セーターにデニムやチノパンツなどのカジュアルスタイルまで、合わない着こなしやスタイルが見つからないぐらい汎用性が高く、全方位型にお洒落に羽織っていただけるコートとさえ言えるのです。

こんな背景を持つポロコートですが、TAGLIATORE【タリアトーレ】の手にかかれば、ポロコートはスポーティーでありながら且つエレガントに生まれ変わります。
カッティング技術の高さを生かしたタリアトーレらしさはシルエットでも充分に表現されており、美しい曲線美を作り出し両脇の高い位置からの強めにシェイプしたウエストの絞り込みが印象的で構築的なスタイルを感じさせます。
また、ゴージラインの高さ(ハイゴージ)やポロコートの持つクラシカルなディティールをデザイン面では踏襲しつつ、モダンな雰囲気を醸し出すきれいなシルエットを融合させる高い技術力はさすがのタリアトーレです。

ジャケットは、LARDINI【ラルディーニ】 シングルジャケット ヴァージンウール ブラウン バーズアイです。
素材は、ヴァージンウール100%使用の混用率です。
遠目には無地に見えますが、ブラウン×ホワイトのバーズアイ風の柄になっています。
仕立てはアンコン仕立てで、副資材を使わずに、きちんと立体的構築的にジャケット本来の形を作り出しています。
高度なパターン作成力と縫製力を合わせた技術力が必要不可欠です。近年、素材の目付(重量)も軽く、気軽に羽織れて、かつしっかりとそしてきっちりとジャケットの顔をしたジャケットが主流になってきています。

デザインは、ドロップ7の3つボタンの段返りのジャケットです。3つ釦の段返りは、第1釦とボタンホールのある衿のプレスが第2ボタンのすぐ上の位置までかけてあり、第1釦とボタンホールは衿として一緒に返っていて、飾りとなって衿裏に隠れており、釦としての機能はないので、第2ボタンのみをかけて着用します。着用は第2ボタンのみをかけるので、シルエットは2つ釦と同様の見た目になります。しかし2つ釦と大きく異なるのは、第1釦とボタンホールが裏にあることで、ラペルの返りがふんわり甘く立体的になり、2つ釦のジャケットよりも柔らかい印象を受けます。
このようなスタイルは伝統的なアメリカントラッドスタイルによく見られますが、イタリアの南部地方に位置するナポリの特徴でもあります。そのスタイルを職人の街と謳われるイタリア中部のアンコーナで始めて以来、腕の見せ所であるテーラリング技術を生かし続けています。
フラワーホールにあしらわれているブランドアイコンである『ブートニエール』は一目でLARDINI【ラルディーニ】だと認識でき、フェルト素材を使用した小さな花びらが、独自のアイデンティティを表現しています。
脱着はもちろん可能です。

ニットは、ZANONE【ザノーネ】ミドルゲージタートルネック ウール ベージュです。
独特のサイジングバランスで、身幅、肩幅、アーム部分をタイトに、着丈を短めに設定したシルエットはきれいです。
首周り、ウエスト部分と袖に長めにとられたリブがシルエットを引き締めます。
ミドルゲージではあるものの、柔らかな手触りが特徴ですが、素材の上質感は原毛そのものはもちろんのことですが、染色自体を糸にする前の工程段階で、綿(わたの時点で染めているのでメランジ調になっています。
トップ染めと言いますが、色に奥行き感が出るので、上品な感じになります。
トレンドアイテムというよりタートルネックはもはや定番アイテムと言えます。

パンツは、INCOTEX【インコテックス】ワンプリーツパンツ N24モデル サキソニー ライトグレーです。
ヒット作であるN35(スリムフィット)と同様にスリムフィットモデルを採用したワンプリーツモデル『N24』です。
素材は、定番の素材で上質なウール100%で、手触りが滑らかで光沢感があり、INCOTEX【インコテックス】の代名詞であるサキソニーです。
その美しいシルエットは、1プリーツで腰回りに余裕をもたせて、腿の下から裾までがギューっと絞られた美しいラインで、カジュアルなスタイリングはもちろんのこと、かっちりしたスタイルにも合わせれる汎用性を持っています。
定番スラックスのような腰回りのフィット感や流れるようなテーパードが美脚シルエットを生み出してくれます。
細身ながら穿いた時に窮屈さをあまり感じないのは、さすがのINCOTEX【インコテックス】の誇る高い技術力の賜物です。
ウエストベルト後部中央には、立ったり座ったり前かがみになった際にも運動量を確保するため、V字のスリットが入っています。
履きやすさを追求したディティールです。

バッグは、【チセイ/シセイ】1020B PITONE/ALE BROWN/BEIGE クラッチバッグ パイソン アルカンターラ ブラウン ベージュです。
リバーシブルで両方の雰囲気を味わえるタイプです。
クラッチバッグの特徴あるスッキリしたマチを利用したコンパクトなサイズ感で二つ折りにしてもスッキリつかめる設計ですし、高級感漂うエキゾチックレザーのパイソンと実用的、機能的なアルカンターラという高級素材を、ライニング(内側)には柔らかく上質なピッグスキンを使用したクラッチバッグです。
身の回りのこまごまとした小物、財布やキーやスマホなどバッグを持つには大きすぎるが、ポケットに物を詰め込んではシルエットが崩れるから・・・とお考えの方にはピッタリのアイテムです。
小物の携帯に打ってつけです。

シューズは、DOUCAL’S【デュカルス】タッセルローファー スエード ブラウンです。
程良いボリューム感があり、やや短めのノーズに適度な丸みのあるラウンドトゥのフォルムは立ち上がりのいいサイドウォールや小さめのヒールカップによって、全体のバランスの良さを感じますし、いろいろなアイテムにコーディネイトできるスェードのタッセルローファーです。
グットイヤー製法の靴などと比べると重量感を感じさせず、マッケイ製法で作られているので、柔らかさがでるため「コンフォータブルな履き心地」で、ソールの返りが非常にいいですし、クッション性があり、履きやすく歩きやすいシューズです。
革も厳選された牛革の中でも、特にキメの細かい部位のみを使用するなど徹底した品質管理を行なっています。

マフラーは、BEGG&CO【ベグ アンド コー】マフラー Arran Plain WINE カシミヤ ワインです。
100年前から使い続けられてきた織り機を使用し、「織る」「洗う」「ブラッシング」「カット」の全ての工程が人の手によって行われています。
棘のある植物 ティーズル(アザミの実)で、生地の表面を優しくブラッシングし、さざなみ状の毛並みを作ります。
現在はアザミの実を使用すると時間を要するため、ローラーを使用していることが多いのですが、昔からの製法を守っています。
この技法から、スコティッシュカシミアでしか体感できない、艶のあるしっとりとした風合いが生まれるのです。
カシミア山羊の柔毛から作られるニット製品は、1枚におよそ4頭分の毛が必要とされ、カシミアには、「繊維の宝石」、「繊維の女王」の名が付いています。
貴重なカシミア山羊から紡毛引きした肉厚で贅沢なラグジュエリーなワインカラーの美しいカシミアストールです。
濡れたような光沢感があり、滑らかな手触りと暖かさがあります。いろいろな巻き方をすることで、カラーとともにVゾーンのアクセントとになります。

ご参考にして戴ければ幸いです。